エコな調理で、あっという間にティラミス風デザート

6月は「環境月間」です。エコだけど我慢しない、簡単に美味しく料理ができるヒントなどを2回にわたってお伝えしています。2回目は環境負荷の少ない食材選びやその活用のポイント、そしてホームパーティーにもぴったりの、卵や乳を使わない植物性主体の原材料のレシピ、ティラミス風デザートをご紹介します。

エコなクッキングは調理する人にも優しい

前回の記事では、使うエネルギーを極力少なくする調理のノウハウをお伝えしました。

実は熱を使わないエコな調理にはそのほかにもメリットがあります。

1つは、食材本来の風味を活かし、熱で壊れてしまいがちな栄養素などをそのまま摂れることです。

そしてもう1つは、キッチンでの加熱調理の時間が減ることで、暑さの元でもある熱気が減らせること。それによって暑い季節などの食事の準備がラクになるのはうれしいですね。エコなクッキングは調理する人にも優しいと言えますね。

おすすめしたいエコなクッキングと食材選びのポイント

前回は、キッチンでできるエコなテクニックとして、エネルギーをあまり使わない調理法についてお伝えしました。今回はさらに食材を選ぶことで、おいしく環境に配慮した食事やおやつ作りができます。

フルーツ・野菜など生で食べられるものを使う

生食できるフルーツ・野菜を活用しましょう。熱を使わないことで、ビタミンを損なわず、フルーツや野菜の持つ酵素をそのまま摂ることもできます。

植物性のミルク製品を使う

オーツミルク・豆乳・アーモンドミルクなど植物性ミルクは、牛乳より環境負荷の少なく、乳製品のアレルギーのある方にも嬉しい食品です。最近では、その植物性ミルクのヨーグルトやチーズなどの製品も増えてきており、活用の幅が広がっています。

素材をすりおろす・混ぜるなどでクリーム状にしてベースに使う

素材をそのまま使うのではなく、潰す・すりおろす・よく混ぜることによってクリーム状にすることで、さまざまなレシピのベースにすることができます。(豆腐・アボカド・バナナなど)

調理ずみのアイテムをアレンジする

豆腐・練製品・缶詰などのほか、パン・スイーツなどを材料にしたりアレンジを加えることで、自宅でエネルギーや時間を使わず、簡単に作ることができます。

パーティーにも持っていける、ティラミスを簡単に作ろう

今回は、簡単に作れる、しかも卵も乳も不使用、植物性主体の原材料のティラミスのレシピをご紹介します。所要時間は15分ほどですから、思い立ったら簡単に作れますし、ホーローやガラスのバットに作ってホームパーティーの一品にするのもおすすめです。

ティラミスというと、フィンガービスケットを焼いたりいくつもの手間がかかって大変なイメージがあるかもしれません。そして、卵や乳製品も使われているので、アレルギーのある方や植物性主体の食事をする方にとっては避けなくてはいけません。

このレシピでは、卵・乳不使用の「豆乳クリーム ロールケーキ チョコ」を敷き詰めた上に、コーヒーシロップ、そして豆乳ヨーグルトクリームとバナナを重ねて作っていきます。仕上げのココアパウダーは、十分に冷やして落ち着かせたあと、食べる直前に振りかけましょう。

味の決め手となる豆乳ヨーグルトクリームは、なめらかに潰した絹ごし豆腐に、てんさい糖、塩、豆乳ヨーグルトの順に加えて作ります。マスカルポーネのようなコクを出すコツはなめらかになってツヤが出るまで混ぜ続けることです。

【詳しい作り方・レシピの詳細はこちら】

ベースに使った「豆乳クリーム ロールケーキ チョコ」とは?

今回使用した「豆乳クリーム ロールケーキ チョコ」は、アレルギー物質である「卵」・「乳」不使用、植物性主体の原材料で作ったスイーツです。(※)

しっとりとした食感のココアスポンジを丁寧に手作業で巻き上げ、チョコ風味の豆乳ホイップクリームをたっぷり入れたロールケーキです

ココアスポンジ生地は、独自の技術で、ふっくら&しっとりとした食感に。口にされた方は、卵・乳が使われていないとは思えない、と驚かれます。

たっぷりと入ったチョコ風味の豆乳ホイップクリームは、豆乳特有の香りを抑えました。まろやかでコクのある優しい甘さのてんさい糖を加えており、スプーンですくって口に入れると、しっかりと本格的で濃厚な味わいが楽しめます。

1人分ずつトレーに入れてパックした後に冷凍されており、袋のまま室温25℃10分ほど自然解凍すれば召し上がれます。今回は、アレンジレシピに使用しましたが、普段のおうちスイーツとしても気軽に召し上がっていただけます。

※本品製造ラインでは小麦・卵・乳成分を含む製品を製造しております。

楽しくエコに取り組もう

2回にわたり、環境にやさしいキッチンライフにつながる、明日からできるテクニックやアイデアをお伝えしました。ちょっとした工夫で環境にも自分にも優しいキッチンライフは可能です。

美味しく楽しく環境を考える6月にしていただけたらと思います。

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 ■プラントベース定義
テーブルマークでは、動物性原材料(※)を使用せず、植物由来の原材料からなる食品全般をプラントベースと呼んでいます。
※動物性原材料とは牛肉・豚肉・鶏肉・卵・乳・はちみつなどの畜産物、魚介類を含む原材料を指します。
※原材料を細かくさかのぼった起源原料や製造工程において、一部動物性原材料が含まれる場合があります。
※動物性原材料を含む製品と製造ラインを共用しています。