エコでおいしく簡単。豆腐で作るマリトッツォ⾵デザート

6月は「環境月間」なのをご存知でしょうか?エコだけど我慢しない、簡単においしく料理ができるヒントなどを2回にわたってお伝えします。今回は植物性主体の原材料で作った、おやつや朝食にも喜ばれるパンの簡単アレンジレシピもご紹介します。

日本では6月を「環境月間」、国連では65日を国連「世界環境デー」と定めていることをご存知でしょうか?「世界環境デー」は日本とセネガルが国連で提案したことからはじまった、環境保全への意識を高めるための活動を行う日です。SDGsが一般化した昨今は、多くの人が関心を寄せるテーマですね。

 実は、家で多くのエネルギーを使う場所の一つはキッチン。このMAGAZINEでは、今日からできる、省エネで暑さも気にならない工夫、我慢せずにおいしく料理ができるヒントなどを2回にわたってお伝えします。もちろん、おすすめのレシピもご紹介します。

実は日本とセネガルの共同提案からはじまった、国連「世界環境デー」 

日本では6月は、環境問題について考える「環境月間」。環境省の呼びかけで国内各地では様々なイベントが行われています。

この「環境月間」の始まりは、197265日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」からです。国連では、日本とセネガルの共同提案によって、65日を「世界環境デー」と定めました。それをうけて、日本では65日を「環境の日」6月を「環境月間」と定めたのです。

昨今は、温暖化など環境破壊による気候変動やその対策に関心を寄せる人が増えてきていますね。ただ、そんな中、自分は何ができる?何から始めたら?という人も多いはずです。

実はお家の中で、多くのエネルギーを使っている内の一つはキッチンなのをご存知でしょうか? 毎日の食事作りの中で、エコな取り組みにつながることができるとしたらステキですよね。

キッチンから始められる、エコなテクニック

キッチンで使うエネルギーが必要な道具と言えば、代表的なものでガスコンロやIHコンロ、電子レンジ。これらを食事作りにたえず使う必要があると思っていませんか。

ちょっとした工夫で、使うエネルギーを極力少なくすることができます。

余熱を使う

フライパンにしてもグリルにしても実は加熱後に熱が逃げないようにすることで、中まで火を通すことができます。短時間加熱したあと、フライパンや鍋の蓋はもちろん、その上からアルミホイルなどで覆うなどして熱が逃げないようにすることで、きちんと熱が通り、味も中に染みてしっとりとした仕上がりになります。

あるいは予熱調理ができる鍋などもあるのでそれを活用するのもいいですね。

圧力鍋などで加熱時間を少なくする

圧力鍋を使うと、圧倒的に加熱時間は短く、時短にもなりますね。

塩を上手く活用する

野菜は熱を通すほかに、軽く塩をして時間をおくことでしんなりし、そのまま食べられるものが多いです。新鮮な野菜ほど試してみてください。熱によって壊れてしまうビタミンもそのまま、浅漬け感覚でたくさんの量を摂ることができておすすめです。

素材を柔らかくするもの(果実・麹・酒・酢)を使う

肉類を柔らかくする方法は、長時間煮ることだけではありません。タンパク質分解酵素を含んでいる野菜やきのこ、果実類をすりおろしたり刻んだりして、お肉をつけ置いてみてください。たとえばりんご・なし・パイナップル・キウイ・まいたけなどです。また塩麹も同様に塗っておくだけで効果があります。その後火を通すだけで、柔らかいお肉を味わえます。

また、お酒・お酢などにもお肉を柔らかくする効果があるので、煮る際に加えてみると効果的です。  

生食できる食材・調理ずみのアイテムをアレンジする

生食が可能な食材や、すでに調理済みの食品をアレンジするのもおすすめです。素材や使い方について、詳しくは次回の記事でご紹介します。

今回は、特にアレンジしやすく、主菜からデザートまで活用できるお豆腐を使ったアレンジレシピをご提案します。

エコ&おいしく簡単なデザートレシピ:マリトッツォ⾵デザート

お豆腐は、熱を加えずに、様々なレシピにアレンジしやすい素材でもあります。植物性でプレーンな風味という点も、うれしい特徴ですね。

今回のアレンジレシピは、「豆腐で作るマリトッツォ⾵デザート」です。絹ごし豆腐から豆腐クリームを作り、それを横半分にカットした「豆腐ブレッド」にとともにたっぷりとはさみ込みます。

お好みで、クリームの面にナッツなどを刻んだものを貼り付けると味も見た目にもアクセントになります。今回は、ピスタチオとレモンの皮を使ってみました。

豆腐クリームは、一般に特有の香りがないと言われているココナッツオイルでコクを出し、てんさい糖とわずかな塩で優しい風味を加えています。ココナッツオイル以外にも、風味の優しい米油・太白ごま油、オリーブオイルなどでも問題ありません。

今回もし15分ほどで作れるレシピになっています。朝食に、おやつに、ホームパーティに、思い立った時に作ってみてください。

【詳しい作り方・レシピの詳細はこちら】

ひと工夫で、楽しくエコなキッチンライフを

環境問題というと構えがちですが、ちょっとした工夫次第で、エコなキッチンライフは可能です。

次回はエコなクッキングに使っていただきたい食材や、そのテクニックなどをレシピとともにご紹介します。

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プラントベース定義
テーブルマークでは、動物性原材料(※)を使用せず、植物由来の原材料からなる食品全般をプラントベースと呼んでいます。
※動物性原材料とは牛肉・豚肉・鶏肉・卵・乳・はちみつなどの畜産物、魚介類を含む原材料を指します。
※原材料を細かくさかのぼった起源原料や製造工程において、一部動物性原材料が含まれる場合があります。
※動物性原材料を含む製品と製造ラインを共用しています。